mashuu note

ましゅうの日記

道南ドライブ20100527

これを書いている今日は、六連休の最終日。
のんびり家で過ごしつつ、27日から30日までの道南ケチケチ(?)ドライブ旅行を振り返ってみようと思います。


27日朝、雨。満開だった庭の桜が散りはじめておりました。遅めの開花だったとは言え苫小牧で満開を過ぎた時期なので、さらに南に向かっていく今回の行程で桜を愛でることはほぼ望めない。でも……もしかしたら五稜郭の桜、少しは残ってるかもと淡い期待を捨てずに出発したのでした。



ひとり旅の気軽さにて、家から2時間くらいはひたすら走ります。雨は止んだり降ったり。登別を過ぎ、室蘭を過ぎ…。国道沿いに現れる駅舎を眺めるのが楽しい。洞爺駅ってこんなに近代的な駅舎だったっけかなぁ?

この本がたいへん参考になりました。「北海道 鉄道駅大図鑑」。

北海道 鉄道駅大図鑑

北海道 鉄道駅大図鑑



豊浦にて休憩し、これから長万部方面の秘湯に向かおうと思うのです。



二股らぢうむ温泉。途中すれちがい通行せざるを得ない箇所が数kmも続く、山の奥の奥にその温泉はありました。


もっと鄙びた感じを想像していたのですが、近代的な建物です(失礼っ)。もろもろの経緯などはWikipediaの該当ページに詳しいので、ここでは割愛します。ゆったり湯治する善男善女の方々が多いのでしょうか、穏やかな時間が流れておりました。
日帰り入浴は1,000円。温度の異なる浴槽が並びますが、洗い場には乏しくシャワーなくアメニティセットもありませんので、”湯に浸かりに来たのだ”と割り切った方が幸せではないでしょうか。ま、山奥で色々と不便もあるでしょうから…。ちなみにコインロッカーもありませんので、車の中に貴重品は置いといた方が安心でしょう。
雄大な石灰華のドームが一望出来る露天風呂は混浴です。男性用の露天はそこしかないので、いやでも混浴。ホームページによれば、女性用の露天風呂は別の箇所に設けてあるようなので無理に混浴しなくても良さそうなのですが…。
実は事前知識ほとんど無しで入りまして、混浴なのは知りませんでした。露天でかなりぬる目の浴槽にの〜んびりと浸かってクリーム色のドームを眺めておりましたら、まぁ、当然男ばかりだと思っていたのに、推定年齢70代のおバァ様たちが入ってきて、ふと振り向きざまに、見るつもりなどないおヒップを眼にしてしまい、何というか…ショックでした……。せめて若い娘さんが来てくれれば………。おっとっと。
まぁ、一人旅で良かった。もしも男女混合の友人たちと来ていたら、きっとアレコレ言われてたことでしょうな。

午後1時頃までゆっくりしてまして、その後八雲町に入ってパスタで昼食。



もう、午後3時を過ぎてます。森町の道の駅にて休憩。隣接するオニウシ公園はとても広く、たくさんの桜の木でいっぱいでした。ただ、桜の花はほとんど盛りを過ぎ、一部を残すのみ。まぁやむを得ない。




駒ケ岳も遠望出来ます。この公園はもしも火山が噴火して逃げなくてはならなくなった場合に備えての避難場所としても考えられているそうです。

今回、この本を参考にするところ非常に大、でした。「北海道 道の駅ガイド」。

決定版 北海道 道の駅ガイド〈2010‐11〉

決定版 北海道 道の駅ガイド〈2010‐11〉

検索しやすくまとめられた本は資料価値が高く、長く手元に、あるいは車中に置いておきたくなります。この本はまさにそういう本。



午後4時台に函館到着。あらかじめ、夜に備えて五稜郭近辺のホテルを予約していました。かつて取材したことのある店が残っていれば再訪してみようかな、なんて思いまして。
写真遠方に見えるのは函館山。曇天です。


すぐ近くには千代台球場。仮に野球の観戦で来たとしてもちょうど良いロケーションですな。
ビジネスホテルだと思っていたのですが、机の上に、フロントの方が手書きしたウエルカムカードが置いてあり感心しました。こういう姿勢は見習いたい。



グダグダと過ごすうちにもう午後7時近く。温泉巡りの旅でもある今回は、これまでめったに行くことのなかった谷地頭方面、すなわち市営谷地頭温泉に入るというのも初日の目標でした。丸井今井函館市電の一日乗車券を購入。600円。片道最大250円なので、3回乗れば元を取ったことになります。



来ました、市営谷地頭温泉。あえて手ぶらで来て、入浴料420円(安いねえ!)、タオル・バスタオルセット500円、シャンプー石鹸セット80円、しめて1,000円なり。飴色のかなり熱めのお湯は露天でも44度。まぁ銭湯と考えれば納得は出来るかな。ガマンして入っていると慣れて心地良くなりました。
近くから剣道か居合か、気合いを入れる声が聞こえてくる。高校生らしき男の子たちがなぜかキャンパスナイトフジの話をしている(道内でオンエアしてないのに)…。のんびり出来てとても良い所でした。


市電の終点三ヶ所のうちのひとつ、谷地頭電停。何もしがらみなければ、年を取ったら函館に住むのもいいな。そう思えてしまうひと時でした。



ゆるやかに向こうの坂から降りてくる電車の風情が何とも言えずイイんだなあ。



ね、ここがおしまいの場所。



6月10日は路面電車の日。発車のタイミングで揺れる車内で撮ったので、ブレがひどい。


その後、五稜郭まで一気に戻り、とりあえず焼き鳥でも食べようかなと居酒屋を探してウロウロしてたら、ラッキーピエロを発見。
懐かしさのあまり飛び込み、カレーとハンバーガーとシェークを注文。シェーク2コ付くと言われ迷ったがひとつは辞退。もらっておけば良かった。味はかつて味わったあの変わらない味。堪能しました。が、分量を失念してました。学生向けとも言われる同店の盛り付けはとってもビッグ。写真撮っておきたかったけど、向かいに座っていた女子高生にいちゃもん付けられるのを恐れて撮ってません(←小心者)。
食後は一気に満腹になり、もう飲むどころではなくホテルに帰着。マッサージ(普通の)でもしてもらったら小腹も空くかなと思って呼んでみたところ、施術後すぐに眠気がやってきて午前1時まで布団も被らずに寝てしまいました!
五稜郭の夜はこうして函館経済に寄与するところ数千円ほどという体たらくにて更けていったのです。

(28日編に続く)