mashuu note

ましゅうの日記

「僕の彼女はサイボーグ」ようやく。

本日休み。ついに、貸出しが一巡したのかレンタル店にDVDがあったので観ることが出来ましたよ。

感想は……、綾瀬はるかはキレイだし素晴らしいのですがストーリーに納得いかない点がいくつかあり、スミマセン酷評です。

(以下ネタバレ含むため伏せます)
そんなに悪い作品だなんて思ってなくて、せっかくの綾瀬はるかの熱演を他の部分の詰めの甘さで削がれるのが残念だ、そういう気持ちがあって端的に以下3つのみ納得いかない点を記します。

  • 冒頭の窃盗、過剰防衛、食い逃げ、ペット殺害の畳みかけでヒロインへの感情移入がしづらい。正当な理由なく犯罪を重ね、生物を殺す危険なサイボーグ(というよりアンドロイド)を過去へ送るな!
  • サイボーグ彼女と人間彼女の繋がりが作品中の設定では弱い。ゆえにラストシーンでサイボーグ彼女が可哀想に見えて仕方がない
  • 過去への介入による歴史改編について、並行世界の出来事ならば矛盾自体存在しないが、因果律で作られたように見える本作において、あのラストだと主人公の心の中で果たしてサイボーグを作ろうとする動機は保てるのか?

主人公に襲い掛かるカタストロフィの後に現れる彼女もまたサイボーグだったら、そういう流れの脚本だったならば素晴らしい感動を残せた作品になったろうにと思います。

韓国人監督が自身の脚本を使い日本人俳優と日本ロケで撮影したのが公開当時も話題になったものですが、韓国人俳優を使って韓国ロケしてソウルを大地震で壊滅させても作品としては構わなかったんじゃないのかな? ……ひょっとして、壊滅する東京こそを描きたかったのか?? どうなんだろ。